Weak Cryptographic Signature: XML Signature Secure Validation Disabled

このコードは、XML 署名の安全な検証を無効にします。

XML 署名の安全な検証モードでは、XML デジタル署名の検証が可能になり、いくつかの XML 構造を制限して、サービス拒否攻撃やその他の種類の攻撃を回避できます。

こうした制限には次のようなものがあります。
- XSLT 変換の使用を禁止する。
- SignedInfo または Manifest Reference 要素の数を 30 以下に制限する。
- Reference 変換の数を 5 以下に制限する。
- MD5 署名または MD5 MAC アルゴリズムの使用を禁止する。
- 署名ラッピング攻撃を防ぐために、参照 ID が一意であることを確認する。
- http、https、または file タイプの参照 URI を禁止する。
- RetrievalMethod 要素が別の RetrievalMethod 要素を参照することを許可しない。
- 1024 ビット未満の RSA 鍵または DSA 鍵を禁止する。
- 224 ビット未満の EC 鍵を禁止する。

例 1: 次のコードは、システム プロパティを使用して XML 署名の安全な検証を無効にします。

Properties props = System.getProperties();
...
properties.setProperty("org.jcp.xml.dsig.secureValidation", "false");

例 2: 次のコードは、XMLCryptoContext.setProperty を使用して XML 署名の安全な検証を無効にします。

DOMCryptoContext cryptoContext = new DOMCryptoContext() {...};
...
cryptoContext.setProperty("org.jcp.xml.dsig.secureValidation", false);