界: Code Quality

コードの質が低いと、予測できない動作につながります。ユーザーの視点には、それがしばしば使い勝手の悪さとなって現れます。攻撃者にとっては、予期せぬ方法でシステムにストレスを与える機会となります。

Code Correctness: Erroneous String Compare

Abstract
文字列は == または != ではなく、equals() メソッドと比較してください。
Explanation
このプログラムは 2 つの文字列の比較に == または != を使用し、2 つのオブジェクトの値ではなく、オブジェクトが等価かどうかを比較します。このような場合、2 つの参照が等価でない可能性が高いのです。

例 1: 以下の分岐を通ることはありません。


if (args[0] == STRING_CONSTANT) {
logger.info("miracle");
}
== および != 演算子は、等価であるオブジェクトに含まれる文字列を比較するために使用されるときにのみ、予期されるとおりに動作します。これが発生する一般的な状況は、文字列が抑留され、String クラスにより保持されるオブジェクトのプールにこの文字列が追加される場合です。文字列が一度抑留されると、同じオブジェクトと等価演算子を使用する文字列のすべての使用は、予期されるとおりに動作します。すべての文字列リテラルおよび文字列値の定数は、自動的に抑留されます。その他の文字列は String.intern() を呼び出して手動で抑留できます。これにより、現在の文字列の正準な (規則に沿った) インスタンスが返されます (必要な場合には、正準なインスタンスが作成されます)。
References
[1] Standards Mapping - CIS Azure Kubernetes Service Benchmark 1
[2] Standards Mapping - CIS Amazon Elastic Kubernetes Service Benchmark 3
[3] Standards Mapping - CIS Amazon Web Services Foundations Benchmark 1
[4] Standards Mapping - CIS Google Kubernetes Engine Benchmark normal
[5] Standards Mapping - Common Weakness Enumeration CWE ID 597
desc.structural.java.code_correctness_erroneous_string_compare